自宅のルーターを変えたらネットワークスピードが10倍になった話
Updated Date: 2024/01/01 02:55
あ…ありのまま今日起こった事を話すぜ!
「おれは自宅のネットは100Mだと思ってたらいつのまにか1Gだった」
な……何を言っているのかわからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった……頭がどうにかなりそうだった……
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねぇ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
何が起きたのか
自宅のインターネットはBBIQだ。BBIQといえば九州では最大手(と勝手に思ってる)電力会社系のインターネット回線である。僕個人は大学生の頃からお世話になっている。その頃からその辺のインターネットよりは速度が出ていたので、FPSも捗ったしストリーミング再生も捗った。アパートだったのに自分だけBBIQの回線を特別に引かせてもらっていたのも良い思い出だ(他の人は多分フレッツ光)
というわけで今の家でもBBIQである。数年前の契約のことなんて忘れた。何度インターネット回線速度を測っても 10〜40Mbps だったので、 100Mにしてはそれなりによいベストエフォートだな なんて勝手に納得していた。
だが、現実は違った。
先日はネットワークが不調だったのでたまたまBBIQの情報をみてみたら、契約に 1Gコース と書かれていたのだ。
最初は何が起こったか分からなかった……
1Gで40Mbps……?さすがにおかしい。これが事の発端であった。
貸与ルーターがおかしい
実は我が家では2台の無線LANルーターを繋いでいた。BBIQから貸与してもらった標準のルーターに、前の職場の先輩からもらったお古のAtermをブリッジモードで繋いでいた。
なぜこんな仕様なのかというと、標準ルーターがあまりにも不安定だからである。
有線をつないで回線速度を測ると20Mbpsしか出ない。WiFi(11a)より遅い。さらに頻繁にセカンダリSSIDのネットワークが繋がらなくなる。と思ったらプライマリSSID側が繋がらなくなることもある。まさに不具合のオンパレードである。事実、ルーターの管理画面へログインしてログを確認しても謎のエラーが大量に出てパケットロスしている始末だった。
あえて言おう、カスであると。
そんな状況だったので、ちょっと古めのAterm(2015年製)ではあるがこっちのほうが数倍もマシな品質でインターネットに繋いでくれるのである。
とはいえAterm1つに家の全デバイス/ガジェットのアクセスを集中させるのもなーと考えたので、標準ルーターは仕事や娯楽用、Atermは回線切れたら困るゲーム機器用という感じで使い分けていた。
しかしながら我が家が1Gコースであることを知ってしまった以上、あえて標準ルーターを使い続けるメリットがなくなってしまったのである。遅いから!
何をしたのか
BBIQはONUを自宅に置いてくれる。フレッツだとONU一体型のルーターがやってくるので、ルーターがクソでもどうしようもない。フレッツ使いの人でどう頑張ってもインターネット速度が上がらない人はONUとルーターを分離できるように業者にお願いしてみるといい。できるかは知らない。
で、このBBIQのONUには実は1GのLANポートと100MのLANポートがそれぞれ存在していて、片方が「開放厳禁」というシールで塞がれている。こいつを剥がして利用することで、光電話とインターネットにそれぞれ分離することができる。
それ非公式の危ないグレーゾーンなノウハウでは?!と思う人もいるかもしれないので、一応公式の回答を貼っておく。
https://support.bbiq.jp/he/he-nt/210104010100036.html
↑のURLに書かれているとおりに、ONUの1GLANポートとAtermのルーターのWANをつなぎ、100MLANポートを光電話ターミナルのWANにつなげる。その後、Atermのルーター設定画面にてPPPoEの設定を実施する。その他WiFiの設定もついでにやる。これだけである。ただしBBIQの標準ルーターについては、「光ネット」のインジケーターランプがPPPoEの接続エラーのせいで赤点滅し続けるので、眩しい人は隠したほうがいいかもしれない。
参考: https://support.bbiq.jp/ma/ma-nt/ma-nt-wifi/ma-nt-wifi-routerset/120115011700002.html
またこの作業をやる前にBBIQの標準ルーターのWiFi機能をOFFにしつつ、BBIQの契約サービス画面から「BBIQ光電話無線ルーターの無線ルーター機能をOFF」にすることで余計なランプの点滅やアクセスポイントの露出を抑えることができる。
参考: https://faq.bbiq.jp/faq_detail.html?id=2556
結果
さて、すでに6年落ちのAtermではあるが、2019年製macbookから速度を測ってみる。
結果420Mbps程であった。その差10倍である。今までの回線速度は一体何だったのだろうか……物事の根本を疑えとはよく言ったものだが、これぞ破壊的イノベーションだなと思った次第である。
次にやること
速度が出ることがわかった(1Gコースであることがわかった)ので、次はルーターも新調したい。それなりに新しめのiPhoneが揃っているので速度的にもWi-Fi6に対応させたいし、ガジェットが今後増えるようであればメッシュも検討したい。まあまずはとりあえず中継機使って電波強度を上げたい。(家の端にルーターがあるので、対角線に住んでる人間は電波が届きづらいため)
あと管理用画面につながるプライマリSSIDもみんなで共有しちゃってるので、この露出を制限したい。そうなると無線LANは別に必要になってくる……と思っている。
では、明日から4KでYoutube見ます。