bon now

ありのままの現実を書き殴る吐き溜め。底辺SEの備忘録。
Written by bon who just a foolish IT Engineer.

ホスティング先をNetlifyからVercelに変えた

Created Date: 2021/12/02 01:02
Updated Date: 2024/01/01 02:55

変えた。特に大きな理由があるわけではないが、現職でVercel使ってて、いつのまにかNode系以外のビルドも楽にできるようになってたので使ってみ用かなと思ったのが発端。

知らない人もいるかも知れないが、このサイトはちょっと前に流行?した静的サイトジェネレーターの1種であるMiddlemanで構成されているので、単純な方法ではホスティングされず一旦buildする必要がある。
一番初期の頃はGCPのVM上にローカルでビルドして生成されたbuildファイル群をSCPでアップロードしていた。GCP以前にもRedhatのOpenshiftやIBMのBluemix使ってたりもしたんだけど、なんか中途半端に設定が面倒で結局VMに戻ったという経緯がある。(あと無課金だとマシンパワーが足りずに色々不便だったってのもある)
その後、Elixirをいじり始めていたときに知ったGigalixirというホスティングサービスでNode系のサービスを簡単にホスティングできることを知って乗り換えた。SSL証明書も自動で生成されてメチャクチャ便利だった。そしてNetlifyという簡単にホスティングできるサービスを知ったのが2018年の頃。
(こちらの記事を参照)

Netlify自体も、最初の頃はMiddlemanに対応していなかったけどいつのまにかOptionに追加されていて、最近は特に困ったことはなかった。ただGoogleドメインを取得したことによって、ルートドメイン→wwwへのリダイレクト処理がちょっと面倒だった。これはNetlifyがネームサーバーでのドメイン連携を推奨しているからで、自分のWebサイトがホスティングされる場所のグローバルIPを推測できないため 、結局誰かしらが過去に残している記事からNetlifyが持っているであろうグローバルIPをルートドメインのAレコードに記載するという変なハックをするしかなかった。(僕に知識がないだけなのでもしかしたらもっと良い対応方法があったのかもしれない)

Vercelはこの問題を解消してくれた。メチャクチャ楽。公式ドキュメントどおりにすれば何の問題もないし、むしろドキュメント読まなくてもDomainの設定画面から案内されるがままに操作を進めれば保存すらすることなく勝手にDomain側の設定を読み込みにいって連携してくれる。すごすぎる。
そしてVercelのBeta?機能としてmain/masterブランチ以外でのProductionリリースもできるようになっていることで、僕の持っていた悩みはすべて解消された。(Netlifyもこれは対応している)

あと、ビルドが速い。静的サイトジェネレーターの課題は更新された記事をビルドするまで内容が更新されないために公開できないという点。そのためビルドの速度はすなわちプロダクトの命に関わってくる。 同じ内容でもNetlifyでは2分くらいのところ、Vercelでは1分程度でビルドが完了する。
ただし、Gitリポジトリへのpushの検知(ポーリング)はNetlifyのほうが早い気がしている。総合時間はそんなに変わらないかもしれない。

そんなこんなで今日からVercelを使うことにしたという報告であった。
本当はNext.jsとかのサービスをデプロイして、ログ収集やアラート監視を検証したかったというのが目的ではあったのだが、思わぬ副次的効果を得た。何事もチャレンジが大事だなと今日も思った。

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