エンジニアは神様か?
Updated Date: 2024/01/01 02:55
昔からエンジニア以外の人と会話することがあるのだが、ふと思ったことが1つある。それが主題で書いている通り エンジニアはもしかして神様なのか? というものである。
ITエンジニアでもWebサービスを何も使っていない人は今の時代ほぼいないと思う。なので例えばSlackやGithubやG Suiteなどのサービスが使えなくなった場合、仕事ができなくなるパターンはあるだろう。その際はITエンジニアでさえ「障害が回復しますように」とサービス担当者のエンジニアたちにお願いするしかないわけである。
つまりこれは神への信仰とほぼ同義なのではないか、というのが今日の話だ。同じように、企業に属すエンジニアたちも別の部署の方々から神様扱いされることはあるのではないだろうか。
自社でクラウドサービスやWebサービスを運営している場合、エンドユーザーに影響のあるサービス障害が発生すると多くの場合はカスタマーサポートがエンドユーザーからの状況報告を一次受けするはずだ。そして彼・彼女らはもちろん自分たちのスキルだけではサービスを正常稼働させることはできない。神様に報告したらあとはお祈りするしかない。エンジニアはそれらの祈りに答えるかどうかはともかく、目の前の問題と格闘する必要が出てくる。
まぁ神とエンジニアの大きく異なる点は自由度かもしれない。
神には時間的自由も実施可否の自由も存在する。そのあたりはエンジニアには存在しない自由である。
ただし、信仰心の強さと神の持つ責任感の強さあたりは事業さえも左右するかもしれない。
つまり多くの人に信じてもらえるエンジニアになることが、スキルや経験やプロダクト開発よりも大事なことなのかもしれない。
そういう意味では僕はまあ色々やれてないことのほうが多かった。ただ、できないことはできないし、急にできるようにもならない。努力もしたけど、時間だけがなんとかしてくれる状況も世の中にはたくさんあるはずだ。そういう状況に置かれた人たちに寄り添えるような人間性もまた大事だなと思う今日であった。