一人にしないマネジメント
Updated Date: 2024/01/01 02:55
僕の感じる仕事上の「辛さ」の原点ってなんだろうなって思ったとき、1つの答えが思い浮かんだ。 それは孤独であることだった。
孤独はいつも答えを急かす割に不安と後悔と苦悩を一緒に連れてくる。 何かしらのプロジェクトを単独で背負わされた人ならわかるかもしれない。それは答えのない設問の連続だ。 いつも次の問題にぶち当たって、何かしらの答えを論理的に導きだして(正しいかどうかもわからず)説明し、 周りの納得を得て一歩一歩進める。チームがいると、チームの力を借りて悩み事は共有できるし、 なんなら誰かに責任を押し付けて逃げ切るという選択肢もある。言い方は悪いけど、 分野的にそれが得意な人に悩ましい仕事を任せて成果を上げてもらうというのも1つの手段だし、正しい仕事の配分でもある。 でも、1人だとそれができない。
なお悪いことに、この状態の人間の首に、常にナイフを突き立てる上司の存在があると物事はもっと深刻になる。 上司と当人だけがプロジェクトを回しているっていう状況は精神衛生上よくない。ほんとに。 だから僕はプロジェクトリーダーとかマネジャーとかそういうのではなく、 少数でもいいから肩書のない状態でプロジェクトメンバーを1つのチームとして扱いたいと思う。 みんなが同じ問題を共有し、同じ問題で考えるのである。もちろん従来型のプロジェクトだってチームミーティングや進捗管理などがあるわけで、 多かれ少なかれプロジェクトの健康状態ってのはチームの誰しもが見える状態になるわけだけど、 それだと役割が明確化してしまう気がして結局困るのは一人で悩むリーダーやマネジャーだけだ。 適正のある人ならともかく、その人が単に役職やスキル的に選ばれた人の場合、不幸しか生まれない。
そういう思いから僕は、最近チームメンバー個別に仕事の充実度がどうなのかとか、目標に対してどう言う状況下などを相談できる面談を毎月行うようにした。
そんでついでに僕の抱える悩みやチームとしての課題を共有するようにした。
そうすることで、メンバーはリーダーの悩んでいることが把握できるし、僕はメンバーのモチベーションや現在の心境を(表面的かもしれないが)知ることができる。
お互いの想いが交差する点を毎月つくることで、それが線となってチームの目指す目標、そしてメンバーみんなの仕事の達成感につながっていくことを狙っている。
まぁなんだか自分が思い立ってやったみたいな感じだけど、これは結局OKRでいうところの定期面談と同じである。
OKRそのものはまだ使ってないけど、使えそうな部分は徹底的にパクるのが心情だ。
今の所2ヶ月くらい続けていて収穫しかない。ただし、重要なのは信頼関係の取り方かなと。 やっぱりお互い腹を割って話しても大丈夫な関係は築くべきだし、それに至るまでのコミュニケーションは日々の仕事の中で頑張って培っていくしかないなーと感じている。 こっちのほうがめちゃくちゃ難しいのが別の問題。
まとめ
なるべく毎日更新しようと思っても結構間が空いてしまうので、やっぱり意識して取り組まないとだめだなと思った。 それもこれも1人で悩んで考えて停滞してしまう僕の悪い癖が発動してしまうからだ。 頼れるものは自分しかいない。大体のことはそうやって乗り越えてきた。 僕が本当に信頼できるチームを作りたいと渇望するのは、それが原点なのかもしれない。
そしてこの問題はCEOとかトップエグゼクティブになると常に付いて回る問題なので、 メンタルの鍛え方を学ばなきゃなと思った。