bon now

ありのままの現実を書き殴る吐き溜め。底辺SEの備忘録。
Written by bon who just a foolish IT Engineer.

デザイン刷新

Created Date: 2017/10/29 23:19
Updated Date: 2024/01/01 02:55

Webデザインを変えた。UIとかはほとんど変えていなくて、ベースとCSSにMaterializeを導入しマテリアルデザインっぽくした。 その流れで今まで放置していた幾つかのCSSやHTMLのリファクタリングを実施した。

今回色々触ってて思ったのは、意外と前回のデザインがしっかりしていたのかシンプルだったのか、 マテリアルデザインを導入しても目新しい変化がほぼほぼなかったということだ。 これは結局そういうコンセプトで作っていた過去の自分の功績なんじゃないかと思う。

システムの仕様はシンプルであればあるほど受け手にもダイレクトに伝えたいことや操作性の認知度は上がる。 あまたあるWebシステムも然りで、1つの機能は1つの仕様で表現できるものであればあるほど良い。 大抵の場合やりたいことや運用フローはいくつかの機能が複雑に関係しあって、さらに質の悪いことにユーザーによってそれらの手順や考え方がバラバラである。 そのため、Webシステムは様々なユーザーを取り込むために色々手を打って複雑かつ難解な仕様書を作成せざるを得なくなる。 そうやって、人によって捉え方の変わる仕様が出来上がる。

「人月の神話」にも書かれているが、表現すること=プログラミングそれ自体は複雑なことなんて無い。 昨今大体の高水準言語がいろんな表現を提供してくれているおかげだ。 だが、仕様はどうだろう。 100%とんでもなく、誰が見ても完璧な証明の完了している数式のような仕様書を見た人は何人いるだろうか。 僕がSIで生きてきた中でも、そんなものは1つもなかった。 Hello Worldを出力するというプログラムでさえ、一意に定まる仕様を見たことはない。

そうやって数十年前から同じ状況を繰り返しているのがシステム開発の現場だ。 だから、たまに「設計書も仕様書もいらぬ。できたプログラムが仕様だ」と言う人もみかける。 半分は間違いではないんだろうけど、それでは今回のようなリファクタリングを実行する場合に、 「なぜこの動きなのか」とか「何をやろうとしていたのか」といった本質的な部分以外に気を配らなければならなくなる。 それは果たして、「More better」を体現できるものなのだろうか。

なんかどんな作業でもそれが仕事につながっているんだなぁと思うと、 仕事以外のことにもどんどんチャレンジして、学んだことを仕事に対してアウトプットできるとええなぁと感じた。

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