読書術よりも理解力
Updated Date: 2024/01/01 02:55
以下の本を立ち読みした。買ってはいないので内容の精査是非は割愛するし分からない。
個人的には教養は後から培うことの出来るものというのはそうだと思うし、
それに読書で視野見聞を広げることが重要であることもよく分かる。
Amazonレビューでもあるように、教養の成長は豊かな語彙力やチャレンジの場があってこそであろう。
何より僕が気を引かれたのは、「成功者のほとんどは哲学に趣向がある」ということだ。
でも僕の周りには残念ながら哲学的会話の出来る人間は少ないし、
そもそもそんな屁理屈を言ってるより行動しろ派が多いので、何ということはない。
僕自身は哲学が好きだけど、
言動と行動がそれに一致しているとは言いがたいし、
なにより場の空気を読むとかそういう能力とは別ベクトルであるため、
そんな教養があったとしても、自分の生きづらい世の中を自らが作っているという認識はある。
話の合う友人がほとんど自分の周りにいないというのも、
ある意味では生きる場所を間違えたのかなと思うこともある。
いや、実際はそうではなく、ただ背伸びしたくて、人と違った意識高い系を狙って、
自ら知らず知らずのうちに知人や周囲の人たちを見下し、
愚かにも主観的持論の正当性を自分自身で反芻しつつ滅び行く自己欺瞞の塊なのかもしれない。
そう思うこともあるけれど、とにかく自分は人生を選ぶという行為に対し、
ひどく下手な自覚はある。
そういうのも相まって、理解者が少ないというのはあながち間違いじゃないだろう。
もちろん、誰かに理解して欲しくて自分の人生観や選択肢の決定理由をしゃべることもないけれど。
まあ、そんな感じで哲学的思想って誰かと共有しあう場ってそんなに無くね? と思う一般人です。 騎士道と武士道の違いとかを語れるなら、ホントそいつ友達になって欲しいよ。
あと、生まれた環境や運によって成功者が決まるっていう極論も大好きだ。 そう考えることで、自分が成功者でない理由を深く考えることなく運が無かったことにできるし、 運を得ることにまい進するより、自分の出来ることを出来る範囲で細く長く小さくやるっていう踏ん切りも、一応つくわけだから。
とりあえず来年の目標には、本書の筆者が述べているように年間50冊というノルマを設けようと思ってる。今年はたぶん10冊行かない程度だから、少なくとも10倍の努力が必要となる。頑張ろう。
ということで来年もよろしくお願いします。
※補足
本書では哲学だけでなく、成功者となりたいなら歴史、生物、政治を学べと書いてあります。ようするに漫画日本昔話、変な生き物図鑑あたりを読めということです。